2024年04月05日
使ってみようスマムニ(3)
【使ってみよう スマムニ・島ことば③】
香り漂うセンダン(栴檀)の花 バンナ公園北口 2024.3.30 撮影
第3回は、「ギバルン」です。
「がんばる」という意味です。
<語句解説>
語源は、標準語の「気張る(きばる)」が転訛しました。
沖縄本島の言い方では、「チバル」となります。
※「チバリヨー」は沖縄方言の「頑張って」です。
高校野球の甲子園の応援でお馴染みですね。
石垣島の言い方だと「ギバリヨー」です。
<実践ミニ会話>
S(シートゥ:生徒)とT(シンシー:先生)のスマムニ会話です。
S:シンシー、甲子園ヌ 高校野球ヤ 応援ショーッタ ネーラー?
先生、 甲子園の 高校野球は 応援されました でしょうか?
T:オー、テレビ ミーッタナー 応援シゥーダドー!
はい、テレビ 見ながら 応援しましたよ!
S:「チバリヨー、八重高!」デ アンコーッタ?
「ちばりよー、八重高!」と 言われたのですか?
T:アラヌ スマムニシヤ 「ギバリヨー、八重高」ハヤ!
違うよ、スマムニでは 「ぎばりよー、八重高」だよ!
S:アンジ、アンジ! バシゥケーウダ! バヌン カシー サーラー!
そうだ、そうだ! 忘れてた! 私も 応援 するからね!
<注意したい語句>
◆ショーッタ :~なさった cf.「ショールン(なさる)」の過去
◆ミーッタナー :見ながら cf.「ッタナー(~ながら)」動作の同時性
◆アンコーッタ :言われるた(敬語)cf.「アンコールン(言われる)」の過去
◆バシゥケーウダ:忘れていた cf.「バシゥキン(忘れる)」「ウン(いる)」
◆カシー :応援 cf.語源は「加勢(かせい)」が転訛
◆サーラー :するからね cf.「しぅん(する)」の志向形+「ラー(ね)」
※会話文の読み方練習は以下のYouTube動画で行って下さい。
Posted by いずすどぅぬす at 12:12│Comments(0)
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